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土壌物理学会大会:第64回 2022年10月29日(土)
発表
順番
発表者 所属機関 発表タイトル(和/英) 発表要旨 PDF要旨
1 井手海盛、関谷信人、渡辺晋生 三重大学大学院生物資源学研究科 牛糞堆肥を水田に施用した際の,水稲移植前の非湛水期間における土中の硝酸態窒素の変化を推定することを目的に,牛糞堆肥を異なる量施用した水田土中のアンモニア態窒素と硝酸態窒素を,施用から代かき前まで測定した。非湛水期における降雨がない期間では,牛糞施用区の0 ~ 2 cm深で硝酸態窒素が増加した。硝化を1次分解反応式で表すと,計算は施用から代かきまでの硝酸態窒素変化をよく表した。 ダウンロード
2 鈴木健大、渡辺晋生 三重大学大学院生物資源学研究科 アイスレンズ析出量の測定精度向上を目指し,ハイパースペクトルカメラを用いて飽和土の凍結過程を観察した。その結果,水分量の違いや凍結によって特に近赤外線の反射率に違いが表れることがわかった。さらに反射率の違いから土と氷を区別し,図化することで視覚情報に基づいた区別に比べ,より正確にアイスレンズ析出量が測定できた。 ダウンロード
3 岩田幸良、佐藤駿介、柳井洋介、山地優徳、池内隆夫 農研機構農村工学研究部門 プロファイル土壌水分計で測定されたバルクの電気伝導度(ECa)と土壌水分量(θ)から土壌溶液の電気伝導度(ECw)を推定するためのRhoadesモデルのパラメータの決定について,アプリケーションソフトのECfitを用いることで簡易かつ少量のサンプルでパラメータを決定する手法を開発し,実測値と比較することで手法の妥当性を検証した。 ダウンロード
4 浅野珠里、小島悠揮、鈴木拓実、戸田武琉、TAY THENG MIN 岐阜大学大学院自然科学技術研究科 計量書誌学的解析により「土壌の物理性」を分析し,日本の土壌物理学研究の全体像を示した.著者や所属の分析では,連携関係やその関係性の強さが示され,インパクトの大きい著者や機関が明らかになった.またキーワード分析では,日本の土壌物理学は水田管理を中心として発達して来たこと,さらに近年では土壌を取り巻く環境に合わせ実学的に進歩してきた学問であることがわかった. ダウンロード
5 濱本昌一郎、松波寿弥、二瓶直登、杉浦有香、西村絢斗 東京大学大学院農学生命科学研究科 本研究では、福島県内ダイズ圃場において、施用資材の違いおよび作物栽培の有無が土壌水分・ガス環境に与える影響について調べた。牛糞施用区では土壌呼吸が促進され、降雨の多い7月から8月上旬にかけて化成区に比べ土中CO2濃度は高くなった。根呼吸による土中CO2濃度増加は、化成区では7月上旬以降全深度で、牛糞施用区では7月中旬以降高深度でみられた。牛糞施用区の表層では、根呼吸よりも投与した有機物の微生物分解が土壌呼吸量に寄与することが示唆された。 ダウンロード
6 関勝寿、取出伸夫、M. Th. van Genuchten 東洋大学 Durnerの線形和水分保持関数(dual-VGモデル)によって幅広い圧力の水分保持曲線をよくあらわすことができるが、Mualemモデルでは低水分領域の不飽和透水係数をあわせにくいという問題があった。一般化透水モデルによって自由パラメータを1つ増やすことによりこの問題が解決し、Petersのモデルと同等の透水性関数の表現力を持つことが明らかになった。 ダウンロード
7 中島 翼、橋本洋平 東京農工大学 アロフェン質黒ボク土の主成分として含まれるアロフェンは,幅広いSi/Al比や鉄による置換などの多様な構造が存在する。本研究では,アロフェンの構造の違いが無機態および有機態リン酸の吸着に及ぼす影響を,分光分析を用いて解明することを目的とした。吸着等温線およびX線分光分析(XANES)による解析の結果,アロフェンの鉄置換量の増加に伴ってアロフェン上でのリン酸の沈殿形成が阻害され,無機態リン酸の吸着量が減少していることが明らかになった。 ダウンロード
8 田崎小春、徳本家康、小宮秀治郎、登尾浩助、森由貴子 佐賀大学大学院農学研究科 .局所耕うん法の人工マクロポアは,土中と大気のガス交換に寄与することが予想される。本研究では,人工マクロポア内のCO2およびO2動態を明らかにするため,ガス計測システムを構築・評価した。栽培実験において,人工マクロポア内のCO2およびO2濃度を連続的に計測できた。 ダウンロード
9 江波戸 宗大、南光 一樹 農研機構 農業環境研究部門 林地に隣接する放牧地でレーザー雨滴計により雨滴の粒径と速度を測定し,5分ごとの雨量と運動エネルギーを算出・正規化して,降雨イベント中の分布の違いから土壌に対するインパクトを評価した。貫入式土壌硬度計を用いて土壌硬度三次元分布図を作成し,土壌水分センサを6地点に埋設して空間的な土壌水分変化を経時的に観測すると,土壌硬度が相対的に低い地点で深さ20 cmの方が深さ40 cmよりも体積含水率が高く,また,観測地点の中で差が一番大きかった。 ダウンロード
10 升田直希、平嶋雄太、宮本英揮 佐賀大学大学院農学研究科 干拓地の農地環境データに基づき,機械学習を活用した線形回帰型の誘電率(ε)予測モデルを構築し,6,12,24,48時間後の表層土中のεの予測を行った。降雨開始直後および連続降雨時に予測結果の精度に課題が認められたが,それを除けば,測定値の変動傾向と概ね一致する予測結果が得られた。 ダウンロード
11 平嶋雄太、徳本家康、中村真也、宮本英揮 鹿児島大学大学院連合農学研究科 COSMOSを利用して火山灰斜面上の高速中性子数(N)の経年変動を観測し,TDTセンサによる体積含水率(θ)と比較した。降水が多い夏季に,TDTセンサによるθは高い水準を示し,逆にCOSMOSによるNは低調な水準にあった。両法によるθには異なる挙動が部分的に認められたものの,Nとθとの相関関係に基づく面的なθの観測手法の実用化に資する有益な知見を収集できた。 ダウンロード
12 宮本英揮、森永竜希、升田直希、平嶋雄太 佐賀大学農学部 M5Stamp Picoを利用した安価なStampBoardを開発し,SDI-12センサを含む各種センサを接続して水田環境観測試験に用いた。Wi-Fi通信が不安定化することによる欠測が稀に認められるものの,それが許容され得る用途に限定すれば,StampBoardは実用的な多点観測用ツールになり得ると考える。 ダウンロード
13 森永竜希、升田直希、平嶋雄太、宮本英揮 佐賀大学農学部 LPWA(Low Power Wide Area)通信用のSigfox Breakout BoardとM5stack社のIoT開発ボードを組み合わせた測定システムにTDTセンサを接続し,地温,見かけの誘電率,バルクECの3者を20分間隔で測定する遠隔土中観測システムを開発した。開発したシステムを水田に設置し,前述の3項目の観測を行ったところ,既存の高額な観測システムと遜色のない測定値を安定的に取得できた。 ダウンロード
14 関口覧人、濱本昌一郎、二瓶直登、市橋泰範、西村拓 森林研究・整備機構  土壌物性値の測定は,多くの時間的・労働的な労力を必要とする。本研究では,簡便に測定を行える土壌の赤外領域吸収スペクトルデータを用いた土壌物性値の簡易推定法の構築を行った。  その結果,赤外領域吸収スペクトルから土壌物性値の推定は有効な手法であることが示された一方で,構築したモデル式の精度向上が今後の課題として挙げられた。 ダウンロード
15 関航太郎、後藤優治、土井俊弘、登尾浩助 明治大学大学院農学研究科 イネの間断灌漑による栽培においてイネ根の通気組織が温室効果フラックスに与える影響を同一株で乾燥時と入水時で比較した。乾燥時は根の間隙率(=通気組織面積/根断面積)が高いほどメタンおよび亜酸化窒素フラックスが増加したが,入水時は根の間隙率が高いほどこれらのフラックスは減少した。一方で通気組織面積とフラックスには有意な相関がみられなかった。 ダウンロード
16 渡辺賢太、石川友子、江波戸宗大 茨城県農業総合センター鹿島地帯特産指導所 切り枝用クロマツほ場における生育項目(樹高,葉色)および土壌物理項目(貫入抵抗,含水率)について,位置情報に基づく空間補間により各調査項目の水平分布を推定した。その水平分布を六角グリッドごとに整理し,各調査項目の関連性を決定木分析により解析した。その結果,相対的に含水率が高い地点では葉色が薄くなり,樹高が低くなる一方,含水率が低い地点では貫入抵抗がクロマツの樹高生長に影響することが示唆された。 ダウンロード
17 張テイ、川澄大樹、溝口勝 東京大学 大学院農学生命科学研究科 農山村地域の野生動物は、人や作物に被害を及ぼしやすく、監視と分析が必要である。しかし、農山村地域は山林で囲まれているため、従来の監視システムで動物を監視するのが難しい。そのため、山林でも使える効果的なIoT向け無線通信技術が必要である。そこで、無線通信方式の異なるWiFiとLoRaを組み合わせた二重無線通信網を福島県飯舘村佐須周辺に試作し、動物監視の実験を行った。その結果、中継器を適切に配置することで、広域ネットワークの通信、センサーからのデータ送信、および野生動物のリアルタイム監視ができそうなことが分かった。 ダウンロード
18 深田耕太郎 島根大学学術研究院 土壌水分に注目した測定法では,電磁波を利用したものが広く普及している。しかし,水分量を誘電率以外の電気的性質と関係づける試みは少ない。本研究では,平行板コンデンサーの極板が土壌水分によって広がるようなシステムを調べた。含水比9%に調整したまさ土を薄い平板上に整形し上側の極板と接触できるようにした。乾燥過程で静電容量と体積含水率を調べたところ,極板は最大面積の50~70%まで拡大し,体積含水率4%までは同じ極板面積を維持した。 ダウンロード
19 長竹新、奥田涼太 寒地土木研究所 泥炭地の大区画水田において貫入抵抗と泥炭性状との関係を検証した。区画整理の設計図面から想定される盛土泥炭と非撹乱泥炭とを分けることで,両者とも貫入抵抗と泥炭の含水比,強熱減量,繊維含量との負の関係が得られた。さらに盛土泥炭層と非撹乱泥炭層の境界付近の層を区別することで,貫入抵抗から泥炭性状のバラツキを把握する精度が向上する可能性が示唆された。 ダウンロード
20 新川智大、橋本洋平 農工大 逐次抽出法を用いて畑地黒ボク土のリン酸をAl 結合態, Fe 結合態並びにCa 結合態を想定して分 画した。核磁気共鳴法(31P NMR)によって土壌に含まれるリン酸の形態を調べた。土壌に蓄積 していくリンの多くはリン酸の形態であり, その蓄積への寄与は土壌鉱物中のAl が最も大きく, 次いでFe, Ca となることがわかった。 ダウンロード
21 登尾浩助、佐藤直人 明治大学農学部 土壌の水分拡散係数D(θ)を使うと水分移動計算に必要な不飽和透水係数を簡便に推定できる。水平浸潤後の水分分布を使ったBruce and Klute法が従来から利用されている。我々は,ある一点で測定した水分量の経時変化からD(θ)を求める方法を開発し,従来法と同じ結果を得た。 ダウンロード
22 Zhou Zhiduo、Munehide Ishiguro、Jun'ichi Kashiwagi、Hajime Araki、Zhu Yan Graduate School of Agriculture, Hokkaido University The rice growth and yield were measured from 2018 to 2021 to clarify the effects of inter-tillage weeding without agricultural chemicals and fertilizers. In the third and fourth years, the yield in 5-time inter-tillage fields was significantly higher than in 2-time and 0-time fields (P<0.05). The yield components also had a positive correlation with inter-tillage frequency. The good effects of many times inter-tillage on rice yield, and rice growth were observed. ダウンロード
23 朱顔、石黒宗秀、柏木淳一、周之舵 北海道大学大学院農学研究院 To investigate the effect of inter-tillage on nitrogen dynamics in natural farmed paddy fields, nitrogen conditions were compared among fields with different inter-tillage frequencies and fields with conventional cultivation. Since the third year of conversion from conventional to natural farming cultivation, the NH4+-N content in the inter-tillage field has been steadily increasing, with the order of 5-times > 2-times > 0-time inter-tillage. The NH4+-N concentration reached the same level as the first year in the fifth year. ダウンロード
24 辻本 久美子、太田 哲 岡山大学学術研究院環境生命科学学域 湿潤土壌の誘電特性を表現するモデルとしては,TDRで利用されるToppの式のほか,マイクロ波リモートセンシングで用いられるDobson式,Mironov式,Wang-Schmugge式もある.本研究では,世界各地の土壌に対する誘電率モデル間の推定差異を1GHzに対して定量評価した. ダウンロード
25 奥田涼太、長竹新、清水真理子、松田俊之 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所 暗渠が設置された泥炭土を基盤とする畑の連続干天期間を対象にHYDRUS-1Dで逆解析を行い,飽和透水係数Ksを求めた。現地で採取した不撹乱土のKsと比べて逆解析で求めたKsは2~3オーダー小さく,理由として泥炭土中のガス封入が考えられた。また,鉛直方向の水分移動が支配的な蒸発散時には1Dの逆解析が暗渠設置圃場においても有効であると示唆された。 ダウンロード
26 Li Jiawei、Katsuya Nakaishi、Yasuhisa Adachi Graduate School of Life and Environmental Science, University of Tsukuba Hindered settling velocity of flocculated suspension of Na-montmorillonite studied by Miyahara et al is revisited to obtain the representative value of settling velocity in the limit of container height that is critically important for the further analysis of consolidation. Well-visualized settling behavior demonstrated the result of sedimentation turbulence reported by Ezral et al. However, the settling velocity in the infinite limit of container height was found to be disturbed considerably. The formation of a huge aggregate whose size is comparable to or larger than the cylinder diameter detected by the visualization can be the reason for the disturbance. ダウンロード
27 中野恵子、山田祐一、深見公一郎、高橋仁康、渡邊修一 農研機構九沖研 多筆管理を行う生産者にとって,土壌データの取得あたってのサンプリングや分析費の負担は大きい。そこで,農機(ここでは自動運転田植え機)の稼働ログから土壌データの取得を検討した。生産者実作業のデータから①車輪の回転についてのログと砂,シルト量,②作業機高さについてのログと塑性限界の間に一定の傾向が認められた。 ダウンロード
28 及川航貴、斎藤広隆、黒田清一郎、高橋一徳 東京農工大学 本研究では,鳥取砂丘砂の浸潤過程のタイムラプススパースCMPデータを自動的に補間し,速度解析する手法を開発し,体積含水率分布の推移を推定すること目的とした.滑らかに補間された密なCMPデータを速度解析することで,推定された浸潤過程の体積含水率分布の推移は土壌水分計の計測値と一致した. ダウンロード
29 後藤優治、関航太郎、土井俊弘、小宮秀次郎、登尾浩助 明治大学大学院農学研究科農学専攻 温室効果ガスの中で重要なのがメタンである。日本国内においてメタンの最も重要な排出源のひとつは農業で,そのうち24%は稲作水田が起源である。水田土壌中のガス濃度が地表面でのガスフラックスに与える影響を調べることを目的とした。土中ガス濃度が高くなるにつれガスフラックスも上昇したが生育後期になると有機物が減少し土中ガス濃度とフラックスともに減少した。 ダウンロード
30 丸尾裕一、佐藤直人、野川健人、青木伸輔、登尾浩助 明治大学大学院 農学研究科 毛管力によって駆動される浸潤過程が間隙スケールでどのように起こるのか明らかにするため, 水平浸潤実験を行った。高速度カメラによってガラスビーズ中を浸潤する水の動きを撮影したと ころ,浸潤前線は前進するだけでなく,後退することが分かった。また浸潤前線の後退は周囲の 浸潤前線の前進と同時に起こったことから,浸潤前線の前進には水源だけでなく,周囲の間隙か らも水が供給されることが示唆された。 ダウンロード
31 浪江日和、島田かさね、趙双双、当真要、石黒宗秀 北海道大学大学院農学院 中耕除草に伴う土壌撹乱は水田の酸化還元に影響し,GHG排出量を変化させる可能性がある。そこで,撹乱頻度を変化させ,土壌の酸化還元状態と気泡・拡散経路でのメタン(CH4),亜酸化窒素(N2O)排出量を測定した。土壌撹乱は一時的に土壌を酸化するが,すぐに還元に転じた。この変化は拡散CH4を酸化する一方で,硝化・脱窒に影響し,拡散N2O排出量を増加させ,撹乱の頻度によって拡散CH4およびN2O排出量にトレードオフの関係を生じさせる可能性がある。 ダウンロード
32 木下捺々、德本家康、麓多門、片柳薫子 佐賀大学農学部 DNDC-Riceモデルは,水稲から土壌への有機物供給,土壌の酸化還元などのプロセスに変更を加えた改良版DNDCモデルである。温室効果ガス発生量の予測精度を向上させるために,水田圃場のFACE実験における水分移動の予測精度を評価した。水分特性モデルのパラメータの設定の変更などが,より正確な水分移動の予測精度向上に必要であると考えられた。 ダウンロード
33 AUNGPADORN Teerawit、KASHIWAGI Junichi、IKEDA Yuma、NAGAHAMA Shinji Graduate School of Global Food Resources, Hokkaido University Root distribution can be affected by the soil management method, bulk density, and available water content ダウンロード
34 﨑村健大、徳本家康 佐賀大学農学部 団粒構造を持つ撹乱黒ボク土を対象に,飽和定常流れの生じている土中の濃度分布より,深さ5㎝から深さ90cmまでの溶質分散係数を求めた。飽和における分散長は0.1-0.8 cm程度であったが,観測深さの増加に伴う分散長の明瞭な増加傾向(スケール依存性)は見られなかった。 ダウンロード
35 中嶋美幸 農研機構東北研 地表面を鎮圧するイネの乾田直播体系では高い労働生産性が得られるとともに,同等の水管理条件下の移植体系と比較して圃場からのメタンガス放出量が抑えられる。そのメカニズム解明のため圃場の鎮圧条件を模したポット試験においてイネ生育と放出メタンガスを経時的に測定した。鎮圧乾田直播条件のポットでは移植ポットに比べてイネ初期生育に違いが生じた。またイネの根張深さが浅く抑えられることも明らかとなったがメタン放出量との直接関係は見られなかった。 ダウンロード
36 坂口敦、Chris Schelfhout、藤巻晴行、Kadambot Siddique 山口大学創成科学研究科農学系学域 大規模灌漑農業地域の各圃場の灌漑指数をWEBで地図上に示し,各農家が適切なタイミングで灌漑を行えるシステムの開発を試みている。具体的には熱赤外線カメラ付きUAVを連日自動飛行させ,各圃場の作物の葉温を観測し,各圃場単位で作物の水ストレス状態を算出するものである。研究経過を報告する。 ダウンロード
37 佐藤直人、町田颯汰、人見晋貴、丸尾裕一、野川健人 明治大学農学部 宇宙空間における土耕栽培の実現のためには,微小重力下における多孔質体中の水分挙動を明らかにする必要がある。微小重力実験が簡便にできる2 m落下塔は,微小重力継続時間が0.6秒程度と非常に短い。本研究では,この短時間微小重力環境を用いて,多孔質体中の浸潤速度の測定が可能か検証を行った。間隙径が小さい場合のシミュレーションでは,長時間連続浸潤と短時間断続浸潤の浸潤速度が一致したが,カラム実験では短時間断続浸潤の浸潤速度が増大した。 ダウンロード
38 池田祐真、柏木淳一、Teerawit Aungpadorn、永濱慎二 北海道大学大学院農学院 醸造用ブドウ栽培では,南向きの傾斜地が好ましいとされているが,斜面上の水移動に伴って,地点間の土壌理化学性が大きく異なることが懸念される。本圃場の傾斜地では,地形条件や水分環境の違いによって時間変化及び地点ごとの土壌理化学性の地点間格差が確認された。よって地点間格差を考慮した適切な施肥が必要であると考えられた。 ダウンロード
39 清水皓平、齊藤忠臣、猪迫耕二、竹村圭弘、依田清胤 鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科 本研究では,ニホンナシ‘ゴールド二十世紀’を対象として,樹木の水分状態指標の評価を行った.結果より,樹体塩分及び幹の水ポテンシャルの同時測定により,夜間に光合成産物の転流が生じていることがわかった.また長期的な水分状態指標の測定により,幹での貯留水の低下に伴って水分の消費が行われる葉に水分を集約していることが明らかになった. ダウンロード
40 Jean Bosco Nana、Hassan Mohamed Abd El Baki、藤巻晴行 鳥取大学 ニンニクの乾燥ストレス応答関数を、土壌水分プローブを用いた従来の方法に加え、日平均のポッ ト平均水分を用いた簡易な曲線あてはめで決定した。吸水速度が半減するサクションは前者の方 がやや低い値を与えたが、その差は有意ではなく、簡易な方法でも十分な精度で決定できることが 示唆された。 ダウンロード
41 韓韋男、渡辺晋生 三重大学生物資源学研究科 季節凍土地域にある中国大慶地区では炭酸塩による土の塩害が生じている。こうした塩害メカニズムを検討するため、土カラムの蒸発実験と凍結・融解蒸発サイクル実験を行った。土中水の塩濃度は、蒸発により時間とともに増加した。土が凍結に晒されると、凍土中に下方の未凍土から水分が塩分とともに吸い上げられ、表層の含水率が高くなった。こうした水分移動は、融解期の蒸発を促進し、表層土中水の塩濃度の増加を誘起した。 ダウンロード


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